フタをあける? ひらく?

おはようございます。本日の担当は、ヨーコ先生です。よろしくお願いします。

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先日、「フタを(ひら)いてご自由にお取りください」と書いてある箱を見つけました。 でも、「フタを()けての間違いでは?」と思いませんか。そこで()けると(ひら)くについてちょっと調べてみました。

「○〇を()ける・(ひら)く」は基本的な意味は同じです。

()ける」は穴や缶詰のように一度()いたら閉まらないものにも使えます。

一方、「(ひら)く」は最初から接した状態のもの、開閉を繰り返す事物に使います。そして空間を広げるという気持ちも加わります。窓を(ひら)くというと、窓をちょっと()けるのでなく、外が見えるように全開するイメージです。穴は開閉を繰り返す物ではないので木に穴を(ひら)くとは言いません。ジャムの(ふた)は瓶にもともとくっついていないので、この場合も(ふた)(ひら)くと言いません。

さて、最初に戻りましょう。私が見た箱はフタが蝶番でくっついていました。 もう、おわかりですね。「開く」もOK。意外と知らないこんな違いを知っていると、きっと役に立ちますよ。

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